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【体験談】フードに飽きる愛犬に|手づくりごはんで食いつきが変わった話

どんなフードもすぐ飽きて食べなくなる。その繰り返しを抜け出せたのは、いつものごはんに1品のせただけでした。手づくりごはんで食いつきが変わった経験と、きっかけの一冊『手づくり犬ごはん』を正直にまとめます。

※本記事はプロモーションを含みます。

こんにちは! 連日の暑さで、うちの子のごはんの減るスピードがさらに落ちています…

夏はどうしても食欲が細くなりますよね。

みなさんの愛犬は、ごはんをちゃんと食べてくれていますか?

わたしは長いあいだ、「ごはんを食べてくれない」という悩みを引きずっていました。

さて、今回はその状況を変えてくれた『手づくり犬ごはん』(エイムック4429)という一冊をご紹介したいと思います!

結論から言うと、手づくりに切り替えてから、うちの子の食べる勢いははっきり変わりました。

同じところでつまずいている方の、ヒントになれば幸いです!

「また食べてくれなかった」の繰り返しでした

評判のいいフードを見つけては買って、最初の数日はすごい勢いで食べる。

でも1週間もすると、また皿の前で座り込むようになる。

この繰り返しが、本当に長かったです。

つらいのは、食べないこと自体よりも「どうしてあげたらいいのかわからない」時間のほうでした。

手つかずの皿を下げるとき、こちらまで気持ちが沈んでいくんですよね…

そして、また評判を調べて、また新しい袋を買う。

フードを買い替え続けるループ図 新しいフードを買う、最初の数日はよく食べる、1週間ほどで残し始める、別のフードを探す、という4段階が循環し、開封済みの袋だけが増えていく状態を示した図。 1 新しいフードを 買ってみる 2 最初の数日は よく食べてくれる 3 1週間ほどで また残し始める 4 別のフードを また探しはじめる また振り出しに戻る 開封済みの袋だけが、棚に増えていきました…
買い替えるほど「最初だけ食べる」を繰り返していました。

気づけば、開封済みの袋が棚に並んでいました。

味変のために毎回フードを丸ごと買い替えていたわけで、お財布にもかなり厳しい話でした…

わがままではなく、ただ飽きていただけでした

転機になったのは、原因の見方を変えたことでした。

市販のドライフードの多くは総合栄養食といって、これと水だけで必要な栄養が満たせるように設計されています。

人間でいうと、完全栄養食品に近い立ち位置ですね。

栄養面ではとても頼もしい存在です。

ただ裏を返せば、毎日まったく同じ味と匂いが続くということでもあります。

想像してみてください。

栄養バランスが完璧なお弁当が、毎日まったく同じ内容で届き続けたらどうでしょうか。

3日目くらいから箸が進まなくなる気がしませんか?

新しいフードに変えた直後だけよく食べていたのは、匂いが変わったことへの反応だったのかもしれません。

つまりうちの子は、わがままだったわけではなかったんです。

そう思えたとき、ようやく「フードを変える」以外の道を探す気になれました。

トッピングを1品のせただけで、その日から変わりました

いきなり全部を手づくりに切り替えたわけではありません。

最初にやったのは、いつものフードの上に加熱した鶏むね肉とキャベツを刻んでのせる、それだけでした。

正直、こんなことで変わるのかなと半信半疑でした。

でも、鼻の動き方がまったく違ったんです!

皿を置く前から待ちきれない様子で、あっという間に完食してくれました!

長いこと悩んでいたことが、たった1品で動いたのは、なんだか拍子抜けするほどでした…

続けられたのは「味変」ができたから

とはいえ、1回食べただけなら今までと同じです。

大事だったのはここからでした。

手づくりの強みは、食材を1つ差し替えるだけで味変ができることです。

白ごはんに乗せるふりかけを変えるようなイメージだと思ってください。

トッピングを日替わりにする味変ローテーション図 5つの器が並び、器の中身であるいつものフードは共通のまま、上にのせるトッピングだけが月曜は鶏むね肉、火曜は鮭、水曜はサバ缶、木曜はささみ、金曜はブロッコリーと日替わりで変わることを示した図。 鶏むね肉 サバ缶 ささみ ブロッコリー 土台=いつものフード(変えない) 上にのせるもの(日替わり)
器の中身は同じで、上にのせるものだけを回していくイメージです。

土台のフードは変えず、今日は鮭、明日はささみ、次はサバ缶と回していく。

これだけで、飽きるスピードがぐっと遅くなりました!

フードを丸ごと買い替えていた頃と比べると、コストも手間もはるかに軽いです。

今では、皿を用意している音を聞いた瞬間に飛んでくるようになりました。

ごはんの時間が、お互いにとって憂うつな時間ではなくなったのが、いちばん大きな変化だったと思います。

引き出しをくれたのが『手づくり犬ごはん』でした

順調そうに書きましたが、最初のうちは「鶏肉とキャベツ」以外の引き出しがまったくありませんでした。

味変が武器だとわかったのに、回せる手札が2枚しかない状態です。

そこで手に取ったのがこの本でした。

手づくり犬ごはん(エイムック 4429)

監修は獣医師・獣医学博士の須崎恭彦先生で、犬の手づくり食の分野ではよく名前を見かける方ですね。

2019年8月の発売で、118ページにレシピが80品収録されています。

『手づくり犬ごはん』の構成マップ 冒頭に基礎知識のページがあり、その後PART1が毎日続けられる超簡単レシピ、PART2が体調の変化から選ぶ不調別レシピ、PART3が特別な日のごはんとおやつ、PART4が飼い主と愛犬の読み物という4部構成になっていることを示した図。全80レシピ、118ページ。 はじめに:手づくりごはんの基礎知識 10箇条/避けたい食材/体を触る体調チェック/理想の体型と必要カロリー PART 1 毎日続けられる 超簡単レシピ ・一週間レシピ ・○○だけレシピ ・作り置き6品 ・簡単おやつ PART 2 体調の変化から選ぶ 不調別レシピ ・季節の不調(春〜冬) ・毛ヅヤ・抜け毛・皮膚 ・涙やけ・胃腸・関節 ・好き嫌いのある子に PART 3 特別な日の ごはん&おやつ ・デコレーションケーキ ・カフェ風おやつ ・ピクニック用クレープ ・居酒屋風メニュー PART 4 lifestyle with dogs ・飼い主さんと愛犬の 関係を追った読み物 ・食材さくいん ・季節の食材で代用 全80レシピ/118ページ(2019年8月発売・監修 須崎恭彦)
基礎知識を押さえてから、4つのパートに分かれる構成です。

わたしにとって特に効いたのは、次の3つでした。

1. 味変の引き出しが一気に増える

豆乳リゾット、鮭フレークの洋風炒飯、ゆで豚ごはん、三色丼…といった具合に、名前を見ただけでイメージできるものが並んでいます。

特別な食材は登場せず、スーパーで普通に買えるものばかりでした!

80品もあれば、しばらく同じものが続くことはありませんね!

2. 人の食事と一緒につくれる/作り置きできる

「忙しいときにもつくれる超簡単○○だけレシピ」というページや、つくり置き6品のパートが用意されています。

毎日ゼロから調理するのは正直続かないので、ここはかなり助かりました。

わたしは週末にまとめて作って冷凍し、平日は解凍してフードに混ぜるだけにしています!

3. 「好き嫌いのある子に」という項目がある

個人的にいちばん刺さったのがここです。

PART2の不調別レシピの中に、好き嫌いのある子に向けたレシピが用意されていました。

野菜ごつごつハンバーグ、鴨のやまかけ蕎麦、鮭の豆乳チーズリゾットの3品です。

まさにわたしが何年も抱えていた悩みが、そのまま見出しになっていました。

自分だけが困っているわけではなかったんだな、と少し救われた気がしました…!!

ほかにも、季節ごとの不調や、毛ヅヤ・抜け毛・涙やけ・胃腸といった項目からレシピを引ける作りになっています。

ちなみに夏のページはゴーヤチャンプルーでした。今の時期にちょうどよいですね!

気になったところと、向かない方

良いことばかり書いてきましたが、気になった点もあります。

まず、思っていたよりも1品1品が本格的です。

Amazonのレビューにも、もっとシンプルな内容を想像していた、という声がありました。

小型犬で1食の量が少ない場合、これだけ手をかけるのは負担に感じるかもしれません。

わたしも全レシピを再現しようとして、早々に諦めました。

次に、この本は栄養素を厳密に計算していくタイプではありません

必要カロリーの出し方や避けたい食材といった基礎は最初に押さえてありますが、1食ごとにタンパク質や脂質のグラム数を管理していく作りではないです。

犬ごはんのレシピ本は、大きく「おおまかな割合で作る系」と「グラム単位で計算する系」に分かれます。

犬ごはんレシピ本の立ち位置マップ 横軸が掲載レシピ数、縦軸が作り方のスタイル(上がグラム単位で計算するタイプ、下がおおまかな割合で作るタイプ)の散布図。手づくり犬ごはんはレシピ数が多くおおまかに作るタイプの位置にある。 ↑ グラム単位できっちり計算するタイプ 獣医師が考案した長生き犬ごはん かんたん!手づくり犬ごはん 愛犬のための症状・目的別食事百科 手づくり犬ごはん(この記事) ↓ おおまかな割合で作るタイプ ← レシピ数が少ない レシピ数が多い → ※レシピ数と分類は、各書籍の公表情報と犬の管理栄養士による比較記事をもとにした目安です。
レシピの数を求めるならこの本、計算の正確さを求めるなら別の本、という住み分けです。

もうひとつ、入手性の話です。

出版元のエイ出版社は2021年に民事再生法の適用を申請しており、紙の本は現在ほぼ中古での流通になっています。

電子版は問題なく購入できるので、すぐ読みたい方は電子のほうが確実かと思います(2026年7月時点)。

ここまでを踏まえると、向き・不向きはこのあたりで分かれそうです。

  • 向いている方:レシピの数がほしい、まずは楽しく始めたい、不調別に引ける本がほしい
  • 向かない方:グラム単位で管理したい、レシピより理論を学びたい、とにかく最小の手間で済ませたい

始める前に、これだけは知っておいてほしいこと

ここからは、少し真面目な話をさせてください。

手づくりごはんには、栄養が偏りやすいという弱点があります。

犬は人間よりも体が小さく、必要な栄養素のバランスも人とは違います。そのため食事の偏りの影響を受けやすいと言われています。

足りないのが問題なのはもちろんですが、多すぎることもリスクになる点は覚えておいてください。

たとえばレバーや卵に多いビタミンAは、不足すると皮膚などにトラブルが出る一方、とりすぎても肝臓や骨に負担がかかるとされています。

獣医師のなかには、全量を手づくりにすることを勧めない方もいます。

なので、わたしは全部を置き換えるやり方はとっていません。

一般的には、まずはトッピングとして少量から始め、手づくり分は1日に必要なカロリーの1〜2割程度にとどめる方法がよく紹介されています。

手づくり分の割合の目安と、与えてはいけない代表的な食材 1日の食事のうち、いつものフードを8から9割、手づくり分を1から2割にとどめる割合の目安を示した帯グラフ。あわせて玉ねぎやネギ類、チョコレート、ぶどうやレーズン、キシリトール、マカダミアナッツ、アルコールという与えてはいけない代表的な食材を示している。 はじめ方の割合の目安 いつものフード(総合栄養食) 8〜9割 手づくり分 1〜2割 フードの栄養設計は土台として残したまま、上に楽しみだけを足していく形です。 与えてはいけない代表的な食材 玉ねぎ・ネギ類 チョコレート ぶどう・レーズン キシリトール マカダミアナッツ アルコール ※これ以外にもあります。本の冒頭ページで必ず確認してください。 ※持病がある子・投薬中の子・シニア・子犬は、変える前にかかりつけの獣医さんへ相談を。
まずはトッピングから。フードを土台に残すのが、いちばん安全な始め方だと思います。

フードの栄養設計を土台として残しつつ、上に楽しみを足していく形ですね。

それと、玉ねぎやネギ類、チョコレート、ぶどうなど、犬に与えてはいけない食材があります。この本でも冒頭にまとめられているので、最初に必ず目を通してください。

持病がある子、投薬中の子、シニアや子犬の場合は、内容を変える前にかかりつけの獣医さんに相談してください。

食事は毎日積み重なるものなので、ここだけは慎重にいきたいところです。

まとめ

フードを買い替え続けていた頃は、食べないのはこの子のわがままなのだと思っていました。

でも今は、毎日同じものが続くほうが自然ではなかったのかも、と思っています。

やったことは、いつものごはんに1品のせただけです。

それだけで、うちの子は食べるようになり、わたしは棚の袋を数えることがなくなりました…

『手づくり犬ごはん』は、栄養学をきっちり学ぶための教科書ではありません。

ただ、「明日は何を食べさせよう」と考えるのが楽しくなる一冊でした!

もし今、手つかずの皿を前にため息をついている方がいたら、フードを買い替える前に、上に1品のせてみてほしいです。

手づくり犬ごはん(エイムック 4429)を見てみる

これからも、うちの子が気持ちよく食べてくれる方法をいろいろ試していきたいと思います!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!

記載内容は2026.07.26時点の情報です。

この記事は愛犬とのくらしで調べたこと、試したことの記録です。体調や行動に不安があるときは、かかりつけの獣医師に相談してください。