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夏の犬の留守番、エアコンは何度?設定温度より見たい3つのこと

犬を夏に留守番させるとき、エアコンを何度にするか迷います。室温の目安だけでなく、犬がいる場所の実測温度・湿度・日差しまで確認する方法をまとめました。

夏に留守番を頼む日は、出がけにリモコンを見ながら「26℃でいいか」と必ず迷っていました。今はリモコンより、ベッドの横に置いた温湿度計を見るようにしています。

「冷えすぎていないかな」「午後、西日が入ったら暑くならないかな」。外にいると確認できないぶん、心配になります。先に大事なところを書くと、リモコンの設定温度より、犬がいる場所の実際の温度を見ることが大切です。

まるお動物病院では、夏の留守番時は犬が過ごす場所の室温をおおむね26℃以下に保つことをひとつの目安としつつ、設定温度ではなく実際の環境を温湿度計で確認するよう案内しています。

「26℃設定」と「犬のいる場所が26℃」は別です

エアコンの表示が26℃でも、部屋のどこも同じ26℃になるわけではありません。

窓際。
ケージの中。
日差しが入る床。
風が直接当たる場所。

同じ部屋でもかなり違います。

特に犬は床に近い位置で過ごしています。

温湿度計を置くなら、人の目線の高さだけではなく、犬がよく寝る場所の近くで測ると実際の環境に近づきます。

夏の留守番で確認する3つ 犬の夏の留守番では、設定温度だけでなく、犬の位置での室温、湿度、時間とともに変わる日差しを確認する。 1 室温 犬がいる高さで実測 2 湿度 蒸し暑さも確認する 3 日差し 午後の寝床まで見る リモコンの数字ではなく、「犬の周り」を基準にします。
リモコンの数字ではなく、「犬の周り」を基準にします。

目安はあっても、全員に同じ温度ではありません

室温26℃前後はひとつの目安にできますが、その子にとって快適かどうかは別です。

犬種、年齢、毛量、体格、持病によって暑さへの強さは変わります。

短頭種、シニア、子犬、肥満気味の犬などは、より慎重な温度管理が必要になることがあります。

普段から、家族がいる日に犬がどこで寝ているか観察しておくと参考になります。

冷房をつけると毎回いちばん冷える場所へ移動するのか。
逆に風が当たらない場所へ逃げるのか。

犬自身が居場所を選べるように、ケージの全面へ冷風を直接当て続けるような環境は避けます。

湿度も一緒に見ます

同じ26℃でも、湿度が高いと蒸し暑く感じます。

犬は人のように全身へ汗をかいて体温を下げるのが得意ではなく、主にパンティングで熱を逃がします。

まるお動物病院では、湿度40〜60%程度をひとつの目安として案内しています。

ただしこれも絶対値ではありません。

まずは温度計だけではなく、温湿度計をひとつ置く。

これだけで「なんとなく涼しい」から数字で確認できるようになります。

留守番前に見落としやすいのが「午後の日差し」

朝は涼しかった部屋でも、午後になると日差しの位置が変わります。

午前中は日陰だった犬用ベッドへ、西日が直撃することもあります。

休みの日に一度、朝・昼・夕方と犬の居場所を見ておくと安心です。

必要なら遮光カーテンやブラインドを使います。

ただし、カーテンのひもなどを犬がかじったり絡まったりしないよう、届かない位置に整えてください。

水は「ひとつ」より、失敗しにくい置き方へ

留守番中に水皿をひっくり返したら、そのあと飲めなくなります。

長時間の留守番なら、倒れにくい器にする、複数か所に水を用意するなど、ひとつの失敗で全部なくならない工夫ができます。

いつも使っていない給水器を、留守番当日だけ急に置くのは避けたほうが安心です。

普段からちゃんと飲める方法を使います。

エアコンが止まる可能性も少し考えておく

停電や機械の故障まで完全に防ぐことはできません。

でも、できる備えはあります。

エアコンを出かける直前に初めて使うのではなく、事前に正常に動くか確認する。

フィルターを掃除する。
リモコンの電池を確認する。
カーテンで直射日光を減らす。

スマート温湿度計を使って外出先から室温を確認する方法もあります。

ただし通信機器も停電時には使えない場合があるので、「見守り機器があるから絶対安心」とは考えないほうがよさそうです。

扇風機だけで大丈夫?

真夏の高温な室内を、扇風機だけで安全な温度に保てるとは限りません。

風があると人は涼しく感じますが、部屋そのものの温度は下がりません。

環境省も、室内で適切な温度・湿度管理をするよう呼びかけています。

暑い時期の留守番は、冷房を基本に考えます。

帰宅したら犬の様子を確認する

元気に迎えてくれたら、まずひと安心。

それでも、呼吸が荒くないか、水がちゃんと飲めていたか、室温が想定どおりだったかを見ます。

もし激しいパンティング、ふらつき、ぐったりして反応が鈍いなど明らかな異常がある場合は、涼しい環境へ移し、動物病院へ連絡してください。

リモコンの数字だけ見ない

夏の留守番で見る数字は、「エアコンを何度に設定したか」だけではありません。犬がいる場所の室温。湿度。時間によって変わる日差し。この3つを実際に測っておくと、かなり安心できます。

目安の温度を知ることも大切ですが、最後に頼りになるのはその家、その場所、その子の状態です。まずは犬のベッドの近くへ温湿度計をひとつ。小さな準備ですが、夏の留守番ではかなり役立ちました。

外に出る時間の暑さは、夏の散歩に分けて書いています。室内も室外も、熱中症は「設定」より「実測」だと思っています。

参考にした情報

記載内容は2026.08.13時点の情報です。

この記事は愛犬とのくらしで調べたこと、試したことの記録です。体調や行動に不安があるときは、かかりつけの獣医師に相談してください。